【変動費編】「電気・ガス」を見直しする際の具体的な進め方

大手金融機関で超富裕層のプライベートバンカーをしているハピラキです

家計のバランスを整理する上ではまず「固定費」から優先して見直すことを強調してきました

【徹底解説】固定費(住居費、保険料、通信費、車の維持費)を見直しする際の具体的な進め方

「固定費」の見直しが一巡したら、次に見直すべきは「変動費」です

この記事では「変動費」の中でも私たちの生活の身近にある光熱費(電気・ガス)に焦点を当てて、解説していきます

よく電気やガスなどの光熱費を削るために、夏でも冬でもエアコンをつけることを我慢したり、こまめな節電をしたりする人がいらっしゃいますが、それだと日々の生活から快適さを失ってしまいます

光熱費を見直す際は目先の節電ではなく、根本から見直しすることが重要です

この記事では光熱費(電力・ガス)の正しい節約方法を解説した上で、「光熱費(電力・ガス)を見直しする際の基準や具体的な進め方」を伝えていきたいと思います

「電力自由化」「ガス自由化」とは?

Liberty, Feel, Gender Identity, Acceptance, Respect

昔は、住んでいる地域毎に電気やガスの供給会社が決まっており、消費者に選択の余地がありませんでした

企業間競争が無い為、料金単価は高く、こまめな節電や節約をすることが「光熱費」を少なくする唯一の方法でした

そこにメスが入ったのが2016年4月以降です

現在では電力会社もガス会社も自由に選べるようになったのは皆さんご存知でしょうか?

実は2016年4月に「電力自由化」が始まり、翌2017年4月に「ガス自由化」が施行されたことで、料金やサービス内容などによって消費者が自由に電力会社やガス会社を選べるということが可能になりました

実はこの取り組みは、ポッと出てきたものではなく、1990年代より話が進められていました

当時まだまだ高かった日本の電気料金やガス料金を世界的に見ても遜色のないレベルにすることを目的に、20年以上かけて、ようやく整備された制度なのです

「自由化」によるメリットは?
Money, Profit, Finance, Business, Return, Yield

それでは「自由化」されたことによるメリットは何なのか?

主なメリットは次の2点です

・電気料金やガス料金の抑制(取扱業者の新規参入による競争激化)

・サービス向上(ポイント制、各種サービスとのセット販売など選択肢が拡大)

今までは地域毎に決められた電力会社やガス会社としか契約できなかった決まりでしたが、自由に電力会社やガス会社を選べるようになったことで新規参入業者が増加しました

その為、企業間競争が生じ、料金が安くなりサービスが改善されたと言うのが主なメリットです

もちろん使用状況にもよりますが、一般的に電力会社やガス会社を乗り換えるだけで年2〜3万円程度(月2,000円程度)はお得になると言われています

「自由化」による支障はあるの?
Runner, Obstacle, Run, Sport, Jump, Challenge

ただ気になるのは「品質面」だと思います

料金やサービスが改善されたと取扱い会社を変えたことで、電気の供給が不安定だったりしたら、元も子もありません

しかし取り扱う会社が増えたと言っても、実は「その分設備が増設」されたわけではなく自由化後も電力会社やガス会社はそれぞれ今ある設備を利用しています

その為、品質面に問題はなく電力会社やガス会社を乗り換えるだけでメリットを享受できるのがポイントです

具体的な見直し方について

それでは、具体的にどう見直しを進めれば良いのかですが、答えは簡単で電気もガスもWEBで申し込むだけです

他の会社に乗り換えるために新しい機材を用意したり、既存の契約会社に解約届を提出したりする等の煩わしいことは一切ありませんので、ご安心下さい

WEBで申し込みしてからおおよそ3週間程度で自動的に切り替えされる感じです

1、電力会社の見直し方
Light, Bulb, Hanging, Lighting, Electricity, Energy

まず、大切なのは「毎月どれくらいの電気を使っているのか?」を知ることです

そのために必要なものは「電気ご使用量のお知らせ(いわゆる検針票)」を確認することです

お申し込み:切り替え | ご家庭のお客様 | 株式会社CDエナジーダイレクト
電気ご使用量のお知らせ(検針票)(例:東京電力)

検針票は毎月郵送されてくる方もいらっしゃいますし、契約している会社のHPでも確認することが可能です

そして、次に自分に合った電力会社を選ぶ必要がありますが、料金シミュレーションをしていくら安くなるのかを検証することが重要です

もちろん住んでいるエリアごとに申し込み可能な電力会社が異なりますが、

・楽天でんき

・エルピオでんき

・LoooPでんき

・ミツウロコでんき

など、この辺で選んでみると良いと思います

また、比較サイトがあるので、これを使ってももちろん可能です

料金シミュレーションをすると、そのまま申し込みページに進むことができるので、あとは自分に合ったプランで契約をすればOKです!

2、ガス会社の見直し方
black and white gas stove

ガス会社の見直し方も電力会社と同じで、まずは「毎月どれくらいのガスを使っているのか?」を知ることが大切です

その為、「ガスご使用量のお知らせ(いわゆる検針票)」を手元に準備することから始めて下さい

ガスメーターの検針方法|東京ガス
ガスご使用量のお知らせ(検針票)(例:東京ガス)

検針票は電力会社同様、毎月郵送されてくる方もいらっしゃいますし、契約している会社のHPでも確認することが可能です

次に自分に合ったガス会社を選ぶ為に、料金シミュレーションをしていくら安くなるのかを検証します

これも住んでいるエリアごとに申し込み可能なガス会社が異なりますが、

・楽天ガス

・エルピオガス

・LoooPガス

・レモンガス

など、この辺で選んでみると良いと思います

もちろん比較サイトもあるので、料金シミュレーションを行なった上でそのまま申し込みページに進み、自分に合ったプランで契約をすればOKです!

また会社によっては、電気もガスもセットで取り扱っておりまとめることで更に割引をしてくれるところもあります

まとめ:意識しなくてもコストが下がる仕組みを作ろう

Boy, Laughing, Reading, Kid, Child, People, Laugh

大事なことはエアコンを我慢して光熱費を浮かすようなコスト削減は決してしてはいけないと言うことです

本来は必要であるにも関わらず節約の為に生活の快適性を失わせてしまうと、心が疲れてしまいますし、長く続きません

20年以上かけて実現した「電力自由化」や「ガス自由化」が解禁された今それを活用しない理由はありません!

是非この記事を読んで内容を理解して頂いた上で、電力会社とガス会社を見直し意識しなくてもコストが下がる仕組みを一緒に作っていきましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA