【固定費編】「保険料」を見直しする際の具体的な進め方

大手金融機関で超富裕層のプライベートバンカーをしているハピラキです

会社に出入りしている保険会社の人や友人からの紹介で会った保険会社の人から保険の勧誘を受けて

・保険はいざというときの備えだから

・何となく必要そうだから

・皆も入っているようだから

と契約したまでは良いけれど、結構そのままにしている人は多いのではないでしょうか?

ハピラキ
ハピラキ

・私自身も最初はそうでした笑

特に日本人は将来への漠然とした不安を抱えやすいようで、世界から見ても保険にお金を掛ける性質があるようです

但し、保険はあくまで国の補償や預貯金でカバーできない分を補填することが目的です

必要以上の保険に加入してお金を無駄にしないためにも、この記事では「保険料を見直しする際の基準や具体的な進め方」を伝えていきたいと思います

是非、固定費の無駄を削減していきましょう!

「保険料」は住居費と並ぶ人生の大きなコスト

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テレビやCMなどの影響もあり、日本人は「保険は家族を守るためになくてはならないものだ」と必要以上に保険に入ってしまいがちです

平均して月3万円の保険料を払っている家庭が多いようですが、例えば月3万円の保険料を払った場合、20歳からの40年間の総額は約1,500万円です

本来の目的を考えると意味のない保険料を払っている場合も十分にある為、保険は必要最小限にするべきです

生命保険について

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中でも、必ずと言っていいほど多くの日本人が入っているのが「生命保険」です

生命保険は、一家の稼ぎ手が亡くなった時に、残された家族の生活を守るためのもので家賃や子供の教育費などを保障する為ですが、実際にはほとんど役に立ちません

最新のデータでは日本人の平均寿命は男性が約81歳女性が約87歳です

特に終身型の生命保険に加入し、自分にもしものことが合った場合、既に子供は50代の立派な大人になっています

経済的にも独立した大人に、数千万円も残す必要は常識的に考えて必要ありません

1、生命保険に入る必要がある人

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生命保険に入る必要があるのは次のケースです

・子供のいる若い夫婦で、資産形成がまだ十分でない家庭

一家の稼ぎ手である夫の死亡による経済的なリスクが大きいため保険以外に家族の生活を守る手段はありませんから「万が一のことを考えると不安が大きい」という場合は生命保険に入っておくべきでしょう

2、生命保険に入る必要がない人

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一方で、生命保険に入る必要がないのは次のような人です

・独身の人

・子供のいない夫婦

・子供が既に成人している家庭

・共働きで稼ぎ手が1人になっても子供を十分に育てていける家庭

・資産形成が十分な家庭

・持家を購入する際に住宅ローンを組んだ人

特に持家を購入する際に住宅ローンを組んだ人も、団体信用生命保険に加入する為、それ以上の保障は不要です

団体信用生命保険は本人が死亡するとローンの残債が保険金で相殺されることから、遺族の生活費は持家の売却で賄うことが可能です

医療保険について

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死亡保険の次に、多くの人が入っているのが「医療保険」です

医療保険に対する考え方も、基本は死亡保険と同じですが、結論から先に言えば医療費は国民健康保険でほぼカバーができるのでわざわざ医療保険に入る必要はありません

1、国民健康保険について

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日本の健康保険制度は極めて手厚く、病気になって医者にかかると治療費や薬代に応じて通常は7割、高齢者は9割の保険金が国保から病院に支払われます

つまり日本では正しい意味での医療保険は一つしかなく日本国の運営する国民健康保険だということです

2、高額療養費制度について

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また、国民健康保険には高額療養費制度というものがあって医療費が自己負担の上限額を超えて高額になった分の払い戻しが保障されています

医療費が100万円の場合、患者の自己負担は3割の30万円ですが高額療養費制度によって1ヶ月あたり約9万円(70歳以上は毎月4万4,000円)が自己負担の上限です

アメリカでは医療費による自己破産が社会問題になっていますが日本では保険対象外の先進医療でもない限り病院への支払いを心配する必要はないのです

また、最近では終身医療保険が人気を集めていますが日額5,000円として、最大360日の給付を受けても保険金の総額は180万円です

つまり基本的には国民健康保険でカバーができ足らずまい分は家計の貯蓄を高めておくことが一番無駄のない対応策ということです

資産運用系の保険(貯蓄型、積立型保険)について

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世の中には保険を資産運用の一種と信じ込んでいる人がいますがこれは完全な誤解です

「資産運用系の保険商品」は、保険会社による管理コストがかかっているだけ他の資産運用手段よりパフォーマンスが落ちます

わざと商品を複雑にしているものもありますので、注意して下さい

貯蓄のつもりで、積立型の保険に入っている人はそのお金をドルコスト平均法による投資信託で積み立てて、効率よくお金を増やすことをおすすめします

まとめ:健康的な生活を送ることが一番

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将来、自分と家族に何が起こるのかは予測不可能ですから全てのリスクに備えることは誰にも出来ません

一番大事なのは、将来病気になるリスクを下げるために健康的な生活を送ることです

例えば、がん保険に入ったからといってがんになる確率が小さくなるわけではありません

保険料は最低限に抑え、余った分を貯金や投資に回し健康的な生活をすれば保険は最小限で十分です

保険料は固定費の中でもメスを入れにくい分野かもしれませんが、この記事で書いた内容をしっかりと理解して頂ければ必ずや人生の質を高め、満足度を向上できるはずです

一緒に、人生の質を高めていきましょう!

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